感情と体の関係
今回は、感情が体に及ぼす影響について説明してゆきます。
まず、私たちは外的にも内的にも感情に左右されて生活している
ことがほとんどだと言うことを認識しておいてください。
東洋医学の経絡とツボのネットワークで感情に最も
関わりを持っているのが、「胃」です。
感情に乱れが生じますと、胃の経絡とツボに詰まりが発生し、
胃そのものの不調と共に、経絡上の足の冷えやむくみ、
炎症などが起きてきます。
インドのヨーガ哲学では、感情の中枢は、太陽神経叢に
位置し、それを第3チャクラとして説明しています。
第3チャクラは、人格と自我の磁場の核であり、
この部分の病気は、
・自己に対する責任
・自分に対する評価
・周りから拒絶されることへの恐怖
・批判に対する過敏な反応
などによって引き起こされるとされています。
恐怖や不安により勃発したエネルギーは、胃から脊柱に
つながる神経に伝達され、胸椎12番と腰椎1番をゆがませ、
クモ膜下腔を通路とし、脳まで達し、精神の不安定を
起こさせたりします。
ここまでお読みいただけた方は、恐怖心が最も健康を害し、
人生の不幸を招き寄せることに気づかれたと思います。
感情を制御するのは、自身の知性や知恵を働かせることです。
何か「整体」とは関係ない話になっているようですが、
そんなことはありません。
感情は高次元のエネルギー体です。
感情を制御すれば、肉体は健康になり、病気や症状の癒しも
可能になります。

